森永卓郎さんが月13万円で生活することを推奨しています。
月13万円といえば年156万円です。
記事には夫婦2人でとあるのでかなりの貧乏生活と言えますね。
森永卓郎さんが提唱する生活防衛術「楽しい老後にしたいなら月13万円で生活設計を」(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
「貧乏を楽しめ」という森永さんの主張はずっと前から一貫しています。
2003年に出版した「年収300万円時代を生き抜く経済学」で一躍有名人になりました。
当時の日本は「失われた10年」と言われながらもまだ世界2位の経済力がある豊かな国と信じられてました。
そこに、「年収300万円が当たり前の時代になるよ」という分析は大きな衝撃でした。
それから20年近くたった今、残念ながら森永さんの予測に近づいているのを感じます。
正直なところ、私は森永さんの主張が嫌いでした。
「年収が下がってみんな貧乏になるけど、そのまま貧乏を楽しんでね。」と言ってるからです。
それでいて本人は有名になって大儲けしました。
金持ちが貧乏人の不安を煽って儲けるとは。。貧困ビジネスかよ、と。
でも最近は彼の主張も一つの真理だと思っています。
お金は生きていくのに大事だけど、そんなに多くなくても快適に生活できます。
トンカツを好きなときに食べれるくらいのお金があれば良いじゃないかと。
見栄を張って身の丈以上の消費をしなければ良いだけなんです。
お金よりもっと大事なのは時間です。年を重ねるほど痛感します。
森永さんの記事で一番刺さったのが辛坊さんとの会話です。
ラジオ番組で辛坊治郎さんと話したんですが、我々の余命はせいぜいあと20年、そのうち健康寿命は10年ほどしかありません。余生を、歯を食いしばってつまらない仕事をするのではなく、楽しいことをして、好きに生きようと。今は本当にそう思っています。
辛坊さんは人気キャスターでありながら仕事を降板して太平洋横断の旅に出ました。
お金の面を考えるとマイナスですが、やりたいことをやった彼の人生としては大きなプラスでしょう。
私が蓄財するのも別に将来贅沢したい訳じゃないんだよね。。お金に縛られない自由が欲しいだけなんですよね。
最近の本では年収200万円になってました。ちっ、貧困ビジネスかよ。