FIREで気になるのはなんといってもお金をどうするかですよね。
最近はFIREを達成した人の記事をあちこちで目にするようになりました。
色々見ていると、FIRE達成者の特徴が見えてきます。
やはり多いのは独身、DINKSの人です。
私は子持ちなので、子持ちFIREした人の例が知りたいのですが参考になる記事は少ないですね。
子供がいるとFIREに踏み切るのはなかなか難しいのかもしれません。
そんな中、子持ちで理想的な資産運用を実現している人の記事を見つけました。
配当・優待株で資産築き49歳でFIRE 自由を満喫: 日本経済新聞
かんちさんは子供2人という厳しい条件でありながら、2011年に49歳で仕事を辞めています。
FIRE時の資産は1億8000万円とかなり高額ですが、家族を養うことを考えると必要な資産額だったのでしょう。
それから10年後の現在、資産はなんと5億4000万円に増えています。
FIRE後に資産が3倍に増えるって凄すぎですよね。
10年で資産を3倍にしようと思うと、全資産を運用に回して年率12%のリターンが必要です。
この幸運は投資家としての手腕が優れているのはもちろんですが、この10年の市況が良かったのも大いに関係あるでしょう。
かんちさんの記事で一番感銘を受けたのはFIREしたタイミングです。
49歳でFIREしていますが、48歳時点ではリーマンショックの影響で資産が半減していたとあります。
FIREという大きな決断をするのは、自分の資産がピークの時に実行したくなるのが普通だと思います。
でも資産が過去最大になっている時は、市場が加熱している時だとも言えるのでリタイア後に相場が崩れるリスクが高くなります。
下落相場の中でもFIREを実行できることが、その後の成功に重要な要素なのかもしれません。
次の下落相場が終わった時、FIREできるだけの資産を持っていたいものですね。