最近、株価下落を予想する人が増えてきました。
経済アナリストの森永卓郎さんは5月以降に株価が大暴落すると予想しています。
森永さんによると2022年末の日経平均は1万5千円になってもおかしくないそうです。
5月以降に株価大暴落、不動産バブル崩壊で「一歩間違えたら世界恐慌に」 森永卓郎氏(1/5)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット)
森永さんはいつも悲観的な予測をすることで有名なので、彼一人がバブル崩壊と叫んでもいつもの持ちネタと聞き流すこともできます。
でも最近は他の経済専門家も株価下落を予想する人が増えてきています。
その急先鋒はさわかみファンドです。
さわかみファンドは長期投資を標榜する老舗のアクティブファンドで根強い人気を持っています。
創業者の澤上篤人さんは、ファンも多い投資のカリスマの一人です。
澤上さんは日経で「ゴキゲン長期投資」のススメと題したコラムを連載しているのですが、近頃はバブルが崩壊すると何度となく警告しています。
内容がタイトルと違って全然ゴキゲンじゃありません。
澤上さんの言う通りバブルがもうすぐ崩壊するなら、すぐにファンドを解約するのが一番良いんじゃないの?と思ってしまいます。
悪材料で急落する相場 バブル最終局面か(澤上篤人): 日本経済新聞
澤上さんは日経の連載だけじゃく、新聞広告も使ってバブル崩壊を警告しています。
その回数なんと30回!!
澤上さんの投資ポエム、「バブル崩壊は、もう時間の問題」がこれです。
バブル崩壊は、もう時間の問題
いつのバブルも、必ず崩壊する崩壊してから「あれはバブルだった」と人は認識するその時ではもう遅いバブル膨れしていた資産は吹き飛び、バブルに踊った人達の間では、悲惨な宴の跡が待っている彼らには巨額の投資損と評価損、そして膨大な債務が残される行動するなら、今のうちだ現在進行形の壮大な金融バブルから、できるだけ離れておこう長期投資に徹するのだ実体経済から1歩も離れない長期投資をしおくならばバブル崩壊の傷は軽微に抑えられるし、暴落後の大バーゲンハンティングに乗り出せる創業者 澤上篤人 さわかみ投信株式
意見広告(2021年/朝日・日経・読売新聞)|さわかみ投信株式会社
ファンド運用会社がバブル崩壊を警告するメリットは何だろう?と考えてしまいますが、多額の広告費を払ってまで訴えるのは強い確信があるのでしょう。
大暴落が本当に来るかの意見は様々だと思いますが、今の株価水準が割高だという意見に異論がある人は少ないでしょう。
いつ暴落が来ても良いように心の準備だけはしておきたいものです。