岸田首相の国会答弁が話題になっています。
岸田文雄首相は21日の衆院予算委員会で、企業収益の分配の在り方について「株主還元という形で成長の果実等が流出しているということについてはしっかりと受け止め、この現状について考えていくことは重要」と述べた。
株主還元で成長の果実流出「受け止め考えること重要」-岸田首相 - Bloomberg
成長の果実が流出と言われても、そもそも「そこに成長の果実はあるんか?」という疑問が湧いてきます。
GDPの推移を見ると日本は1995年以降全く成長していません。
出典:世界経済のネタ帳
30年以上成長してないのに「成長の果実」はどこにあるのでしょうね。
アベノミクスで株価は上昇しましたが、株が上がったというより円の価値が下がったと見るほうが正しいのでしょう。
ありもしない「成長の果実」の分配方法を考えるより、成長の果実を作るほうが先かもしれません。