ウクライナに侵攻したロシアに対して世界中から経済制裁が行われています。
その結果ロシア通貨ルーブルが暴落し、ロシア中銀はルーブル建て国債利払い停止しました。
近づくロシアのデフォルト。1998年ロシア危機との違い(NRI研究員の時事解説) - Yahoo!ニュース
お金の価値が紙切れ同然になってしまうハイパーインフレはコツコツ資産を積み上げてきた人にとっては悪夢のようなイベントです。
そんな悲惨な事態は戦争でも起きない限り発生することは無いでしょう。
でも戦争の無い日本でもハイパーインフレが起きるとずっと言い続けている経済学者が藤巻健史さんです。
ハイパーインフレが来るとずっと言い続けてるので、「オオカミ少年」とか「ハイパー藤巻」と揶揄されることもあります。
でも、日本の財政が健全と言えないのは誰もが認めるはずです。
日本は政府が発行する国債を日銀が買い入れる「財政ファイナンス」状態になっています。
財政赤字を賄うために、政府の発行した国債等を中央銀行が通貨を増発して直接引き受けること。国債のマネタイゼーション(国債の貨幣化)ともいう。日本においては、財政規律を失い悪性のインフレを引き起こす恐れがあるため、特別の事由がある場合を除いて財政法第5条により原則として禁止されている。
実質的に財政ファイナンスを行っている日本は遅かれ早かれ悪性のインフレになるというわけです。
そして日本の財政はコロナ禍のバラマキでさらに悪くなりました。
アメリカではインフレを抑え込むために金融緩和を終了して利上げをすることが決まったのに、日本は未だに異次元金融緩和をやめられません。
いつか日本でインフレが始まったとき、溜まりに溜まったマグマが爆発するように一気にインフレが加速するんじゃないかと心配してしまいます。
一個人で出来る対策は、資産をできるだけ分散して持つことしかありませんね。。