資産運用のポートフォリオを考える時、リスク資産と無リスク資産の比率を決めると思います。
リスク資産は株式やリートといった変動の激しい商品を指します。
それに対して、無リスク資産は普通預金や個人向け国債などの利回りが保証されている商品を指します。
リスク資産と無リスク資産の比率はどれだけ投資にリスクを取っても良いかで決まります。
リスク許容度の大きい人はリスク資産の割合を増やし、逆にリスクを下げたい人は無リスク資産の割合を増やします。
でも今起きている円安は普通預金が無リスク資産だという認識を根底から覆しました。
日本円のドルに対する通貨の価値は1年間で23%も下落しました。
リスク資産の株式でも一年で23%も下落すれば暴落の年として記録されるでしょう。
考えられないような勢いで日本円の価値が下がっています。
ここから得られる教訓は、無リスク資産なんて幻想でそんなものは存在しないということです。
日本円を保有していることは、日本の国力が維持され成長していくことに賭けていることになります。実際にそうならなければ円安を通じて損失を被ります。
私が日本円で持っているのは全資産の2割程度しかありませんが、それでも今回の円安で大きなダメージを受けたと感じています。
普通預金しかしてない人は大打撃でしょう。日本中が大騒ぎにならないのが不思議でなりません。
もうすっかり下落してしまった円ですが、私は今後も円を他の資産に変えていこうと思います。
残念ですが、日本円の未来にはあまり期待できないと思っているからです。
私は円を見限りますが、私の予想が外れて円高になる日が来ることをお祈りします。