週末に参議院選挙がありますね。
選挙になると誰が当選するか?に注目が集まります。
与党が過半数を取るか?改憲勢力が3分の2を超えるのか?
誰が勝って、誰が負けるのか?
そんなことは大した問題じゃありません。
選挙で大事なのは投票率だけです。
国民全員で投票した結果なら、誰が当選しても構わないのです。
そもそも民主主義の選挙は政治能力の高い人や特別優秀な人を選ぶためのシステムじゃありません。
ある一定の年令になったら誰にでも選挙権が与えられます。
頭の良い専門家も頭の良くない人も同じ一票です。頭の良い専門家は世の中に少ししかいないので、政治経済を良く分かってない大多数の素人によって代表者が決められます。
優秀な人材を選ぶにはあまりにも非効率な仕組みです。
それでも全員に投票権がある民主主義選挙が良いのは、選ばれた人がみんなのために働くと期待できるからです。
どんなに優秀な人でも特定の集団の為だけに働くなら、その集団以外の人は不幸になります。
それなら多少能力が劣っていてもみんなのために働く代表の方が良いはずです。
投票率が上がると、政治家は特定の集団に利益を誘導することを辞めて全体の利益のために行動するようになるでしょう。
選挙は投票率が全てです。選挙には行きましょう。