日経新聞に「インフレ税」という興味深い記事が掲載されています。
米欧のインフレで政務債務が一気に4.5兆ドルも圧縮されたそうです。
「インフレ税」米欧4.5兆ドル 債務圧縮、財政に劇薬: 日本経済新聞
インフレになるとお金の価値が下がります。つまり借金は実質的に減額されることになります。
インフレ率が10%なら借金が10%減額されるのと同じ効果があります。
政府債務が1200兆円ある日本で10%のインフレを起こすと、たった1年で120兆円の債務を圧縮できることになります。
消費税1%で得られる税収が約2兆円なので、インフレ税がいかに凄まじいか分かりますね。
過去にインフレ税で債務圧縮を行った例に第2次世界対戦後があります。
アメリカでも戦費で政府債務が対GDP比119%まで膨らんでいました。しかしインフレ率が14%まで上昇することで60%まで債務を圧縮することに成功しました。
この凄まじい額の「インフレ税」を払うのは現金を持っている人です。
銀行に入れてあるお金の価値がみるみる溶けていきます。
全てを根底から覆す「インフレ税」は間違いなく最強の税です。
これを喰らった庶民はポルナレフのような気分になるでしょう。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 銀行にお金を預けてたと
思ったら いつのまにか減っていた。」な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 消費税だとか金融所得課税だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
インフレ税を回避するには現金を他のモノに変えるしかありません。
土地、株、ゴールド、、出来ることはこれくらいですね。。