「サケビバ!」というキャンペーンを知ってますか?
若者の飲酒を喚起する方法を考えようというビジネスコンテストですが、主催がなんと国税庁なんです。
サケビバHP
最近若者を中心にお酒の消費量が減っています。1人あたりの消費量が20年前と比べて2割以上減っているそうです。
ビールの税率は45%で半分近くが税金になります。
国税庁は否定しますが、キャンペーンは税収のためと受け取られるでしょうね。
実際、海外にもかなり奇妙がられて報道されています。
国が飲酒推奨?! 海外が国税庁のビジネスコンテスト「サケビバ!」に驚愕 - NewSphere | NewSphere
国の税収はさておき、個人レベルで考えると飲酒習慣はデメリットが目立ちます。
「酒は百薬の長」と言われ、少量の飲酒はむしろ体に良いんだという印象がありますが、最近の研究はこれを否定しつつあります。
習慣的な飲酒は少量でも脳にダメージを与えることが分かってきました。
量にかかわらず飲酒は脳に悪影響 英研究(1/2) - CNN.co.jp
資産形成の視点からみても飲酒習慣は良くないです。
アルコールは中毒性があるので、飲酒が習慣になりやすいです。
一度習慣になると辞められなくなって、毎日酒税を献上することになります。
健康を害しながら多額の税金を払うのはなんとも割りに合わないですね。
昭和時代は今から考えるとムチャクチャだったと紹介されることがあります。
飛行機や新幹線でタバコが吸えたなんて今なら考えられません。
でも、今から30年後には令和はムチャクチャだったと言われる日が来るかもしれません。
「令和には国が飲酒キャンペーンをしてた!」とトンデモ事例として紹介されるかもね。