PS5が5000円の値上げを発表したことで消費者の不満が高まっています。
「転売対策もせずに値上げをするなんて何事かっ!!」
「値上げなんてけしからん!もうPS5なんか買ってやらん!!」
という声がネットに溢れています。
でも日経の記事を読むと値上げは必然だったと思わざるを得ません。
PS5の海外転売広がる 円安で割安感、差益狙う: 日本経済新聞
PS5の日本での定価は5万5千円ですが、アメリカだと約7万円、EUで約7万7千円、中国で約8万7千円で販売されています。
日本で買って中国で売るだけで3万円の利益になります。
日本の転売業者は日本から中国に転売することで簡単に儲けることかできるそうです。
これでソニーに転売防止を要求するのも酷な話です。
5千円の値上げ後も日本のPS5は世界最安水準なことを考えると、ソニーの日本市場への忖度も伺えるくらいです。
PS5値上げの原因は言うまでもなく円安です。
PS5発売時の為替は1ドル約105円、現在は140円なので日本人のグローバル商品の購買力はこの2年間で30%以上低下しました。
ゲーム機や自動車の日本企業は日本の消費者に忖度し、価格を抑えて頑張ってくれますが、海外企業は忖度なしに為替を反映させてくるでしょう。
来週アップルのiphoneの新製品の発表が予定されています。
1ドル=140円で計算された衝撃の価格が発表されるでしょう。