10月に米国株の買い場が来る!という記事が日経新聞に掲載されています。
藤戸則弘氏「米国株、10月にかけての下げが買い場に」: 日本経済新聞
私もこれから米国株はさらに下落して、絶好の買い場がやって来ると思っています。
その理由はアメリカが国策として景気を下げようとしているからです。
通常の利上げペースの3倍となる0.75%の利上げを3回連続で決めました。
さらにパウエル議長は「任務が完了したと確信できるまでやり続けなければならない」と引き締めを徹底的にやると宣言しています。
米FRB 3回連続0.75%の利上げ決定 インフレ抑制の姿勢鮮明に | NHK | 株価・為替
FRBは景気を一気に冷やすハードランディングの道を選びました。物価を抑えるにはそれしかないのでしょう。
国が総力を上げて景気を押さえつけようとしています。これでは株価は下がるしかありません。
投資家としては米国株は下がると考えて行動すべきでしょう。
投資の格言に「国策には逆らうな」とあります。
国が景気を下げると明言しているのです。こんな分かりやすいメッセージは中々ありません。
では、どれくらいまで米国株は下落するでしょうか?
一つの目安としてバフェット指標があります。
この指標で相場の過熱感を判定するBuffett Indicatorによると、今の株価はGDPの147%で歴史的に高い水準だと判定しています。
Buffett Indicator: The percent of total market cap relative to Gross National Product?
この指標で見積もると、これから30〜40%の下落があってもおかしくないということになります。
このサイトではFRB資産を加味した修正版バフェット指標も掲載しています。修正版では108.7%です。こちらを信じると大分マイルドですが、それでも10〜20%の下落余地はあります。
レバレッジ商品を買うには十分注意しましょうね。。