新しい年になると1年の計画を立てたくなるものです。
今後の相場の行方を予想しながら、今年の投資方針を考えてみました。
私の今年の投資方針は2つあります。
その1.NISA口座をすぐに埋める
つみたてNISAとジュニアNISAの枠をすぐに埋めようと思います。
私は毎年つみたてNISAを1年を通じて均等に積み立ててきました。
その理由は株価がずっと割高だと感じていたからです。
1年のどこかで下落相場に転換する可能性を考えて、均等積立を選んできました。
でも今年はなるべく早くNISA枠を使い切ろうと思います。
昨年、S&P500は約20%下げました。2008年のリーマンショック以来の下落率です。
インフレを考慮すると、実質的な下落幅はもっと大きいでしょう。
日経平均も9%下げました。
インフレの影響は小さいものの、円安を考慮すると米国株以上に下げたと考えても良いかもしれません。
少なくとも、株価の割高感は解消されました。
2023年の相場がどうなるか分かりませんが、今の水準であれば一気に投資した方が良いと思っています。
その2.フルインベストメントに近付ける
私の株式等のリスク資産比率は85%くらいです。
これを限りなく100%に高めようと思います。
一般に資産の9割以上を株式に突っ込んでいる人はあまりいないでしょう。少しやべえ奴と思われるかもしれません。
でも今の時代は預貯金だって相当なリスクだと思います。お金の価値自体が下落しているからです。
11月の消費者物価指数は3.7%でした。でも預貯金の金利はゼロです。
今のインフレ率が1年続くと、預貯金だと4%近い資産が失われることになります。
これはものすごいことが起きてますよね?
日本の異常な金融政策は、銀行に預けてるお金に資産課税を課しているのと同じ効果を持っています。
使いもしないお金を銀行に預けているのは、少しづつお金を捨てていく行為と同じです。
2023年は預貯金の最小化を目指します。