2022年は世界的な下落相場で投資家には厳しい年でした。
リーマンショック以降、継続的に株価の上昇が続いていたので「株は儲かる」という意識が広く浸透していました。
FIREという言葉がブームになったのも株価が上昇を続けていたからでしょう。
昨年の株価下落はFIREという幻想を打ち砕く年だったのかもしれません。
FIRE卒業というパワーワードが話題になったのもFIRE願望と決別する人が増えたからだと思います。
「FIRE卒業」がトレンド入り。「FIRE」より「やりたい仕事で稼ぐ」を選ぶ人、増える | 40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい | ダイヤモンド・オンライン
果たして、今の下落相場でFIREの難易度は上がったのでしょうか?
決してそんなことはありません。
1〜2年の下落相場でFIREの難易度が上がったと思うのはそもそも考え方が甘すぎたのです。
FIREしようと思えば、少なくとも30年間は資産運用でやりくりしないといけません。
30年もあれば必ず大きな下落相場を経験します。
昨年の下落相場くらいは当然想定しておかないといけません。
数十年に一度の大きな下落相場の備えが出来て初めてFIRE達成と言えるのです。
もともとFIREの難易度はものすごく高いのです。たまたま上昇相場が続いたせいで誰でも気軽に出来てしまうイメージが浸透しただけです。
そもそもFIREする人が増えれば今の社会は成立しなくなってしまいます。
FIREは特殊な人たちの奇特な生き方であり続けるべきでしょう。
それでもFIREを求める人はゼロににはなりません。人とは違う特殊な生き方として細々と残り続けるでしょう。
人が働きたくねぇと思う限り、FIREの夢は終わらねぇ!ドンッ!!