最近の物価上昇の勢いはすごいですね。
私も家族と行く回転寿司やマクドナルドの値上げで物価上昇を肌身で感じています。
元々、安売りをウリにしていた品やサービスが特に値上げされてるような気がします。
安い店ほど原材料の仕入れコスト上昇の影響をモロに受けるからでしょう。
コストプッシュインフレは庶民の生活に大打撃です。
インフレ対策として政府も「物価上昇を上回る賃上げ!」をスローガンに企業に賃上げを働きかけています。
確かにインフレ以上の賃上げがあれば、日々の生活は問題ないのかもしれません。
でも、銀行に預けてるお金はどうなるのでしょうか?
銀行の預貯金の利息はほぼゼロ%の状態ですので、物価の上昇分だけ実質的なお金の価値が目減りしてしまいました。
日本人が銀行に預けているお金の総額は約1000兆円ですが、去年1年で実質的な価値が3%、ざっと30兆円分目減りしたことになります。
毎月の収入を使い切るその日暮らしの人にとっては、物価上昇と同じだけ賃金が上がれば良いのかもしれません。
でも預貯金のある人にとっては利息ゼロ%では資産が年々目減りしていきます。
「物価上昇を上回る利息上げ!」の声が少ないのはどうしてでしょうね?
期待リターンが実質的にマイナスになる銀行預金にお金を預けておくのはバカらしいね。