岸田首相が年初に「異次元の少子化対策」をやるとぶち上げて以来、少子化対策の話題が一気に増えました。
子を持つ親としては、少子化対策・子育て支援に注目が集まるのはありがたいですね。
ぜひ児童手当の所得制限撤廃をお願いしたいところです。
でも少子化対策に欠けてる視点があると思っています。
それはどれだけ頑張っても、もう問題を解決することは出来ないということです。
何をどうやっても少子化は止まりません。
出産適齢期の若い女性の数が減っているので、出生率が上がっても出生数は減り続けます。
茂木幹事長はこの10年が少子化対策のラストチャンスと意気込みますが、ラストチャンスは団塊ジュニア世代が適齢期だった20年前に終わっています。
茂木氏「少子化反転できる最後のチャンス」|読売テレビニュース
もう日本の少子化は解決しないという前提で社会システムを組み直すしかないのです。
少子高齢化の最大の問題は、高齢者を支える人がいなくなることです。
誰もが教科書で見たことのある、あの未来予想図はどうやっても避けられません。
肩車型社会とは?超高齢社会で迎える4つの問題と私たちにできること
若い人を増やせないなら高齢者を減らすしかありません。
高齢者を減らすのは少子化問題よりずっと簡単です。高齢者の基準を変えるだけで済むからです。
この先、高齢者の基準がどんどん上がって、高齢者の一部は支える側に回されることになるでしょうね。
これから70歳になっても80歳になっても労働から引退できない時代になるでしょう。
投資で老後資産を確保しておかないと大変なことになるでしょうね。