世の中には色々な投資商品があります。
大きく分けると株と債券になりますが、高いリターンを求めるなら株式投資でしょう。
株式投資でオススメは、個別株よりも広く浅く投資出来るインデックスファンドです。
インデックスファンドは市場全体に投資するので、大きな失敗が無い代わりに一発大きく当てることもありません。
最初はおっかなびっくり投資を始めた素人も、続けている内にインデックスファンドの地味な値動きにしびれを切らしてもっと刺激的な商品を探してしまいがちです。
でもインデックスファンドと言えども株式です。十分過ぎるくらいリスクをとった攻めの資産運用をしていることを自覚しましょう。
10年、20年と投資しているとかならず大きな下落相場を経験します。
実際、2000年以降もITバブル崩壊、リーマンショックが起きています。リーマンショック時にはインデックスファンドでも50%以上の損失が出ていました。
資産が1年で半分になっても市場に残り続けることが出来る人はどれくらいいるでしょうか?
後から振り返って眺めると、ショックの落ち込みから回復して最高値を更新するチャートを確認することが出来ます。
でもショックの最中にいるときは100年に一度の大惨事、どこまでも下がり続けるような恐怖に包まれていました。その後の回復のチャートなんて知る由もありません。
1年で資産半減。インデックスファンドだけでもこれだけのリスクです。
レバレッジ商品で投資してた人は即退場だったでしょうね。
でもリーマンショックが最後の大惨事だと思わない方が良いです。
長い投資人生です。必ず1度や2度は似たような大暴落を経験することになるはずです。
世界株式の過去30年の平均リターンは7%程だそうです。
でも5〜6年に1度はマイナス10%を超える損失を出します。
投資人生の間に1〜2回は30%を超える損失も経験するでしょう。
もうインデックスファンドのリスクで十分じゃないですか?株式に投資している以上、インデックスでもリスク取り過ぎなくらいです。
投資に慣れてくると、インデックスファンドの地味さがもどかしく感じる時が出てきます。私はその度に自分に言い聞かせるようにしています。
「インデックスも”株式投資”、既に十分過ぎるリスクを取っている」と。