アメリカで銀行が3つも破綻したことで、今年の相場の見通しがかなり悪くなりました。
このままだと2年連続で下落相場が続く可能性も十分あるでしょう。
実は株が2年連続で下落するのはかなり稀なことです。
米国株100年の歴史で2年連続で下落したのは世界恐慌、第二次大戦、石油危機、ITバブル崩壊のたった4回です。いずれも教科書に載るレベルのカタストロフィでした。
そのすべての下落相場で1年目より2年目の下落幅が大きかったとのことです。
今年相場が崩れて下落するなら、その下落幅は昨年よりも大きくなる可能性が高いです。そして5番目の大崩壊として記録されるのかもしれません。
大崩壊は恐ろしいですが、私は来るなら早く来てほしいと思っています。
100年に4回の大崩壊は25年に1回の現象です。
投資家人生は30年以上あるので、大崩壊を避けて通ることは出来ません。
どうせ避けられないのならリタイアする前に来てほしいと思います。
現役で働いている限り、どんな下落相場が来ても乗り越えることが出来るからです。
日々の暮らしは労働収入があるから資産を取り崩すことなくいつまでも相場の復活を待つことができます。追加のナンピン投資だって出来るでしょう。
私がリタイアする条件の1つが「歴史的な下落相場を経験する」です。
一番安全なリタイアタイミングが大暴落の後だからです。