円がユーロに対して大幅に下落しています。
1ユーロが150円を超えるのは14年ぶりだそうです。
この歴史的な円安を見て、「あれ、もしかして。。今ドイツにGDP抜かれてない?」と思って調べてみました。
日本のGDPは2022年の時点でアメリカ、中国に次いで世界第3位ですがドイツに抜かれそうだと話題になっていました。
日本のGDP、今年にもドイツに抜かれ4位転落の恐れ - 産経ニュース
実際、2022年のGDPを比較すると、日本が4兆2335億ドル、ドイツが4兆754億ドルと接近しています。
日本を100とするとドイツは96まで迫っていました。4%の差しかないので為替が少し動けば逆転してしまうレベルです。
世界の名目GDP(USドル)ランキング - 世界経済のネタ帳
で、実際に為替が動いてしまいます。
2022年の平均為替レートが1ユーロ138.1円でした。
今のレートが150.9円なので去年より9%もユーロに対して円安が進んだことになります。
つまり、現時点でドイツのGDPは日本を超えています。
このままの状態で今年が終われば、2023年に日本のGDPはドイツ以下になったと記録されます。
中国に抜かれた時は「人口が10倍以上違うから」という言い訳が出来ました。
でもドイツの人口は日本の2/3です。
日本が過去10〜20年でやってきたことの何かが決定的に間違えていたと考えるしかないでしょう。