株が上がっていますね。
5月には株が下がることが多いので「セルインメイ(5月に株を売れ)」という言葉がありますが、今年は売らずに持ち続けるのが正解でした。
先進国株も国内株も5月だけで10%くらい上昇しています。
上がりすぎてちょっと過熱感が出てきたという報道も増えています。
そうなると、含み益が出たインデックスファンドを売りたくなるのが人情です。
含み益は売却するまで利益が確定しません。含み益が出てる間に早く利益を確定させたいと思ってしまいます。
私もそうでした。早く売って利確したいと思ってました。
でも、売った後はどうしますか?
利確のためだけにファンドを売ると、売った後が困ります。
現金のまま次の下落相場を待つのも手ですが、下落相場がいつくるのかは誰にも分かりません。
すぐに下落相場が来れば良いですがしばらく来なければ、大きな機会損失になります。
売ったり買ったりのタイミングを図るのは結局、運試しです。その判断が正しいかどうかは後になってみないと分かりません。
でも売却すると確実にリターンを下げる要素が1つあります。税金です。
含み益があると、売却時に20%の税金が引かれます。
自分の不確かな相場感で利確するよりも、確実にリターンを下げる税金を避ける方が合理的です。
不確かな相場感で売買を繰り返すと、税金や手数料によって長期的にはリターンを下げることになります。
インデックスファンドの売り時は必要に迫られた時です。
実際にお金が必要になったときに売るべきです。