2024年1月から始まる新しいNISAまでいよいよあと半年になりました。
新NISAに向けた準備が進んでいるのを感じます。
まずは国による環境整備です。
NISAの「成長投資枠」で購入できる投資信託1000本が発表されました。
新NISAの投信1000本公表へ 24年始動、毎月分配は除外 - 日本経済新聞
公募投信は約6000本ほどあるそうです。その中から長期投資にふさわしい1000本のみがNISAで投資できる投信として選ばれました。
「成長投資枠」は何にでも投資できると思ってましたが、かなり絞られるのですね。
レバレッジを使った商品や毎月分配型の商品が対象から外されています。
運用業界が儲けやすく、客が損しやすい商品が予め除かれたということです。
NISAの目的が運用業界の支援じゃなく、国民の資産運用を支援することだと示しています。
国は国民にNISA投資で失敗してもらいたくないのです。
NISAで運用して老後の資産をなんとか築いてもらいたいと考えています。
今の高齢者に対する社会福祉は遅かれ早かれ維持できなくなるでしょう。
年金は減額され、医療費の窓口負担は引き上げるしかなくなります。
介護もこれから大きな社会問題になりますが、それを解決する力はもうこの国にはありません。
これからの日本人の老後は自己責任が基本になっていくはずです。
NISAは貪欲に儲けを追求するための制度じゃなくて、堅実に資産を守るための制度です。
もうNISAをやらない選択肢なんてありません。
NO NISA, NO LIFE.なのです。